PT Spotlight visual

がん診断は、単なる検査結果の読み取りではありません。
異なるモダリティ間の不一致、腫瘍細胞率のばらつき——その“揺らぎ”の中で、最終判断を下すのは人です。

以下の2つのCAPサーベイプログラムは、この判断の質に焦点を当てています。

  • NMBA/NMB1: 結果不一致に対する臨床的思考プロセスを鍛える
  • NEO: 腫瘍細胞率評価のばらつきを可視化し、精度を高める

“正しい結果”ではなく、“正しく考える力”へ。


なぜ今、「判断力」を評価するのか?

次世代シーケンス(NGS)やコンパニオン診断の普及により、病理と遺伝子検査の境界は曖昧になりつつあります。

しかし現場では、こんな課題が残っています:

  • モダリティ間で結果が一致しない
  • 腫瘍細胞率の評価が施設・担当者でばらつく
  • 最終判断のプロセスが属人化している

👉 つまり、“測定精度”だけでは足りない。

👉 “判断の一貫性”こそが、診断の質を左右する時代です。


① NMBA/NMB1:マルチモーダルバイオマーカー評価

「不一致」を、思考で解決する。

IHC・FISH・フローサイトメトリー・分子腫瘍学検査——複数のモダリティを使って検査を行う時代、結果の不一致は避けられません。 NMBA/NMB1は2024年に新設された症例ベースの教育プログラムで、「なぜ乖離が生じたのか」「どの情報を優先して最終判断を下すか」という臨床思考プロセスを体系的に鍛えます。 施設全体の判断基準の統一と、若手技師・医師の育成にも直結します。


② NEO:腫瘍細胞率評価

「ばらつき」を、可視化する。

NGS解析の前提条件として、腫瘍細胞率の評価精度が問われる機会が急増しています。 NEOプログラムは、デジタルスライド(Whole Slide Image)を用いたオンライン形式のCAPサーベイで、実臨床に近い環境での評価を年2回実施。 施設内・施設間での判断のばらつきを可視化し、病理部門の客観的な品質証明を可能にします。